2024年07月08日
コロナ禍を経て、出社勤務とテレワークを併用する、ハイブリッドワークに注目が集まっています。
ハイブリッドワークを実現するにあたり、社内外のコミュニケーションの手段としてWEB会議の重要性が再認識されています。
そんな重要なWEB会議の快適性を左右するのが、マイクやスピーカーの音声品質です。
しかし、PCやスマートフォンに内蔵されているマイクやスピーカーは、性能に限界があります。
そこで活用したいのが、会議用のマイクスピーカーです。
今回は、会議用に特化したマイクスピーカーの特徴や選び方のポイントなどを解説します。
マイクスピーカーは、マイクとスピーカーが一体となったデバイスです。
本体には、高感度のマイクが搭載され、発言者の声を明瞭に拾うことが可能です。
そして、高品質なスピーカーを通して、よりクリアに再生します。
マイクスピーカーを使用することで、参加者全員の声を明瞭に拾い、クリアな音声で会話ができるため、オンラインでもコミュニケーションの質が向上します。
とくに複数人でのWEB会議を頻繁に行う場合には、マイクスピーカーはその真価を発揮してくれることでしょう。
コロナ禍を経て、欠かせないビジネスの手段となったWEB会議。
そんなWEB会議では、対面ではないため、音声情報がより重要になってきます。
会議の品質を高めるためには、参加者の声を明瞭に拾い、適切に相手に届けることが求められるのです。
しかし、PCやスマートフォンに内蔵されたマイクとスピーカーでは、音声品質に限界があります。
とくに、複数人での会議や雑音の多い環境では、発言者の位置や声量によって聞き取りづらくなる場合も多く、円滑な意思疎通の妨げとなってしまいます。
そこで活用したいのが、WEB会議に特化した会議用マイクスピーカーです。
多くの会議用マイクスピーカーは、高感度なマイクを搭載しています。
とくに、複数人での会議を想定し、テーブルの中心に置いたときにどの参加者の声も確実に拾えるよう調整されています。
その結果、ストレスのないコミュニケーションが可能になることで、会議の快適性を高め、生産性の向上にもつながるのです。
内蔵マイク・スピーカーと会議用マイクスピーカーとの最大の違いはマイクの性能です。
マイクには指向性と集音範囲という2つの性能で分類できます。
もうWEB会議にたくさんのマイクは必要ありません。
1つ目の指向性は、音を拾う方向を指す性能です。
たとえば、単一指向性マイクではある特定の1つの方向からのみ音を拾います。
話者の方向にマイクを向けることで、ピンポイントで音を拾えるので、個人での使用に適しています。
PCに搭載されている内蔵マイクの多くは、単一指向性マイクです。
一方、WEB会議での利用に便利なのは全指向性マイクです。
全指向性マイクは、360度全方向からの音を拾います。
ですから、全指向性マイクをテーブルの中央に置くことで、参加者全員の声を均等に拾えるので、複数人での会議に最適です。
2つ目の集音範囲は、音を拾う最適な範囲を指します。
マイクスピーカーを会議で使用する場合、使用する会議室の大きさ、マイクスピーカーから発言者の距離に合わせ、最適な集音範囲の端末を選ぶようにしましょう。
会議用マイクスピーカーを使用する最大のメリットは、WEB会議の円滑化です。
複数人が1つの会議室から入室する場合を考えてみます。
同じ会議室にいる参加者同士がそれぞれ別のPCやタブレットから入室すると、1つの部屋で複数のマイクが起動するため、ハウリングが発生してしまいます。
そのため、発言のたびにマイクをオン・オフにすることになり、面倒な操作をしなければなりません。
一方、会議用マイクスピーカーと接続すれば、面倒な操作なく、会議室内のすべての参加者の声を明瞭に拾えます。
このようにすることで、音声コミュニケーションを円滑に行え、参加者全員が発言しやすくなり、活発な議論が期待できるのです。
こうした効果は、在宅勤務者や遠隔拠点での快適性の向上にもつながります。
業務を進めるためには、コミュニケーションが欠かせません。
そのため、在宅勤務者や遠隔拠点で働く従業員との間で、オンラインのコミュニケーションが頻繁に発生するでしょう。
会議用マイクスピーカーを使用することで、オンラインであってもリアルと同等の音声コミュニケーションが実現できます。
これにより、在宅勤務や遠隔拠点における快適性が高まり、ひいては生産性の向上も期待できるのです。
マイクスピーカーを選ぶ上で最も重要なのは、マイクの集音性能です。
なかでも注目すべきは、マイクが音を拾う方向を指す指向性です。
マイクスピーカーを会議で使用する場合には、360度全方向から音を拾える全指向性マイクを選びましょう。
一般的な会議用マイクスピーカーには、全指向性マイクが搭載されています。
また集音範囲も重要です。
実際に使用する会議室の大きさや発言者との距離、人数など具体的に想定し、最適な集音範囲の端末を選ぶようにしましょう。
会議用マイクスピーカーを選ぶ際には、ノイズリダクションやエコーキャンセリングなどの機能を搭載したものを選びましょう。
ノイズリダクション機能は、マイクが拾った音声から雑音を取り除くものです。
これにより、周囲の騒音や風切り音といった突発的な雑音も軽減できます。
一方、エコーキャンセリング機能はエコーを軽減するものです。
スピーカーから出力された音声は、マイクに拾われてしまうとエコーが発生し、参加者は音声が聞き取りづらくなります。
エコーキャンセリング機能は、こうした声の反響を防ぎ、相手の声を聞き取りやすくします。
マイクスピーカーとデバイスの接続方式には、有線と無線の2種類があります。
有線の場合、USBや3.5mmオーディオジャックなどでPCと端末とを接続します。
有線接続の特徴は、安定した接続により音声の遅延が少ない点です。
ただし、ケーブルの取り回しが煩雑になりがちです。
一方、無線の場合はBluetoothやWi-FiでPCと端末とを接続します。
ケーブルがないため、設置場所の自由度が高いことが特徴です。
ただし、電波干渉によって音声が途切れることがあります。
安定した接続を確保するには、適切な距離を維持し障害物の少ない環境で使用しましょう。
4名程度の少人数の会議では、コンパクトで手軽に使えるマイクスピーカーがおすすめです。
小型で軽量なマイクスピーカーであれば、会議室の小さいテーブルに置いても邪魔になりません。
集音範囲も1〜2m程度あれば十分でしょう。
8名程度の中規模会議では、会議室の広さや参加者の座る位置によっては、端末からの距離が遠くなってしまうことがあります。
そのため、集音範囲がある程度広いマイクスピーカーを選びましょう。
また、USBやBluetoothで接続できるマイクスピーカーを選べば、ケーブルの取り回しがなく置き場所に困らないためおすすめです。
10名を超えるような大人数の会議では、使用する会議室も広くなるでしょうから、それだけ残響が大きくなる可能性があります。
そのため、残響を抑えるエコーキャンセリング機能を搭載したマイクスピーカーがおすすめです。
また、集音すべき範囲が広すぎるため、1台では対応しきれない場合もあります。
そうした際には、あらかじめ複数台連携して使用できるマイクスピーカーを選びましょう。
WEB会議をより快適にする3つのコツについてご紹介します。
1つ目はマイクスピーカーの設置位置です。
マイクスピーカーは、参加者の中央に設置することが理想的です。
全員の声を均等に拾えるので、発言者との距離も近くなるためです。
2つ目は部屋の響きの抑制です。
会議室の壁や天井、床などの材質によっては、音の反射が大きくなり、響きやエコーが発生することがあります。
カーペットを敷いたり、窓にカーテンを取り付けたりすることで、響きを抑え音質を改善できます。
3つ目は音量設定です。
マイクの感度が高すぎたり、スピーカーの音量が大きすぎたりすると、相手に不快感を与えてしまいます。
参加者からフィードバックを受けながら、適切な音量に調整しましょう。
高機能な会議用マイクスピーカーには、自動で音量を調節する機能が搭載されているので、そうした機能もチェックしましょう。
MAXHUB「ワイヤレスマイクスピーカー」は、汎用性の高いマイクスピーカーで、ZoomとMicrosoft Teamsの認定デバイスに指定されています。
360度全方向への指向性に加え、最大半径6mの広範囲を集音可能。
会議室のすべての席から音声を拾います。
また、マイクとの距離や声の大きさに関係なく、声の音量を自動でコントロール。
発言時に本体に近づいたり、声を張り上げたりする必要はありません。
さらに、ノイズリダクション機能を搭載。
広い室内で発生するキーボード操作や椅子の移動する音など、不要な雑音を最小限に抑制し、話している声だけをクリアに伝えます。
接続方法は、専用ドングルとBluetoothによる無線接続に加え、USB Type-Cケーブルでの有線接続も可能。
もう一台のワイヤレスマイクスピーカーと連結することで、集音範囲も最大24mに対応します。
ハドルスペースから大会議室まで対応できる、汎用性を兼ね備えたデバイスです。
Sound bar
Sound bar SEⅡ
MAXHUB「Sound bar / Sound bar SEⅡ」は、WEBカメラ、マイク、スピーカーが一体となったデバイスです。
そのため、WEB会議を行う際に複数機器を外部接続する必要がなくなり、煩わしいWEB会議の準備を削減できます。
MAXHUB「Sound bar / Sound bar SEⅡ」は、高性能マイクを搭載。
集音範囲は最大8mな上、ノイズリダクション・エコーキャンセル機能も搭載しており、大人数の会議でもしっかり音を拾います。
本体との距離に関係なく音を最適化し、「聞こえにくい」ことによるWEB会議のストレスを軽減します。
ソニー製CMOSセンサー採用の高機能カメラには、オートフレーミング機能を搭載。
顔検出と音源定位機能により、プレゼンターをカメラが自動でフォーカス。
発言者が変わるたびに、カメラやマイクの位置を調整する必要がありません。
仕草や表情がはっきりと伝わり、円滑なコミュニケーションを図ることができます。
会議用マイクスピーカーは、WEB会議の快適性を高める重要なアイテムです。
会議室の規模や参加人数などに合わせて最適なデバイスを選ぶことが重要です。
集音範囲、音質、ノイズ対策など、ポイントを押さえて製品を比較しましょう。
会議用マイクスピーカーは、リモートでもスムーズなコミュニケーションを実現。
貴社のハイブリッドワークを後押しするものとなるでしょう。
ぜひ会議用マイクスピーカーを導入して、会議DXを促進し、生産性を高めましょう。