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2024年11月15日
WEB会議が当たり前になったことで、その重要性が増しているのがマイクやスピーカーです。
ノートPCに内蔵されているものでは、性能がいまいちなことも多く、多くの方が外付けの製品を活用されているのではないでしょうか。
一方、周辺機器が増えることで、設定や配線が煩雑になり、会議までの準備に時間がかかることもあるでしょう。
そんなときにおすすめしたいのが、マイクとスピーカーが一体になったデバイスです。
音声品質を改善し、円滑なコミュニケーションを実現するには、性能や機能を見極め、最適なマイクスピーカーを選ぶことが大切です。
そこで、今回はWEB会議におすすめな一体型マイクスピーカーについて、選ぶうえでのポイントを解説します。
大人数の会議で活用するうえでのポイントや、カメラも一体となったおすすめ製品までご紹介します。
最適な一体型マイクスピーカーを選んで、快適で効率的なWEB会議環境を実現しましょう。
一体型マイクスピーカーは、その名の通り、マイクとスピーカーが一体になったデバイスです。
テレワークやWEB会議が普及したことで、自宅やオフィスでのオンラインコミュニケーションの質を高めるアイテムが注目されています。
とくに一体型マイクスピーカーは、コンパクトで設置が簡単なため、手軽に快適なWEB会議環境を実現できます。
本体には、高感度のマイクが搭載され、発言者の声を明瞭に拾うことが可能です。
そして、高品質なスピーカーを通して、よりクリアに再生します。
マイクスピーカーを使用することで、参加者全員の声を明瞭に拾い、クリアな音声で会話ができるため、オンラインでもコミュニケーションの質が向上します。
とくに複数人でのWEB会議を頻繁に行う場合には、マイクスピーカーはその真価を発揮してくれることでしょう。
一体型マイクスピーカーの最大のメリットは、導入の手軽さと利便性の高さです。
単体のマイクやスピーカーを別々に用意する必要がなく、1台で会議に必要な機能を網羅できます。
また、一体型であるため設置やセッティングが簡単で、省スペースで利用できます。
単体のマイクやスピーカーと比べると、一体型のマイクスピーカーは以下のような違いがあります。
1つ目は設置の手軽さです。
その名の通り、マイクとスピーカーが1つのデバイスに集約されているため、設置や配線、設定が簡単です。
コンパクトさも一体型マイクスピーカーの特徴といえます。
1台に集約されているため、デバイスの数が減る分、デスク上のスペースを必要としません。
3つ目は音質の最適化です。
多くの一体型マイクスピーカーは、マイクとスピーカーを同時に使うことが前提となった性能や機能が搭載されています。
そのため、クリアな音質を実現できるよう最適化されており、相手の声をはっきりと伝えられます。
マイクスピーカーを選ぶ際、マイクの性能は注目すべきポイントです。
マイクの性能では、とくに指向性と集音範囲について確認しましょう。
指向性とは、マイクが音を拾う向きを指します。
マイクの指向性には大きく、全指向性と単一指向性の2種類があります。
まず、全指向性マイクは360度全方向から音を集音できることが特徴です。
たとえば、参加者が円卓を囲むような配置の会議でその効果を発揮します。
一方で、エアコンの音やキーボードのタイピング音といった環境音も拾いやすいため、静かな会議室での使用が望ましいでしょう。
これに対して、単一指向性マイクは特定の方向からの音声を優先的に拾う特性があります。
そのため、プレゼンテーションのように一人が話す場面や、会議室の中央にマイクを設置して発言者の方向に向けて使用する場合に適しています。
周囲の雑音を効果的に抑制できる反面、発言者とマイクの方向を意識して使用しましょう。
マイクには、音を拾える範囲が限られており、その範囲を集音範囲といいます。
会議室でマイクを使用する場合、会議室のサイズや参加人数を具体的に想定しましょう。
たとえば、MAXHUB「ワイヤレスマイクスピーカー」では、集音範囲が6mとなっています。
ですので、この範囲内に発言する参加者が収まるように設置するとよいでしょう。
さらに、高機能なマイクには自動音量調整機能が搭載されています。
発言者との距離や声の大きさに応じて最適な音量に自動調整してくれます。
マイクスピーカーの機能として、ノイズリダクションとエコーキャンセリングがあります。
ノイズリダクション機能は、マイクが拾った音声から雑音を取り除くものです。
これにより、周囲の騒音や風切り音といった突発的な雑音も軽減できます。
一方、エコーキャンセリング機能はエコーを軽減するものです。
スピーカーから出力された音声は、マイクに拾われてしまうとエコーが発生し、参加者は音声が聞き取りづらくなります。
しかし、エコーキャンセリング機能が搭載されていれば、自分の声が反響することなく、通話相手の声も聞き取りやすくなるのです。
これらの機能を搭載したマイクスピーカーを選ぶことで、雑音が少ないよりクリアな音声通話が可能となります。
マイクスピーカーとデバイスの接続方式には、有線と無線の2種類があります。
まずは有線接続です。
有線接続としては、USBと3.5mmオーディオジャックの2種類があります。
USB接続では、デジタル信号を使用することで高音質な音声通信を実現します。
ノイズの影響を受けにくく、クリアな音声品質を維持できる点が特徴です。
また、多くのUSBマイクスピーカーはプラグアンドプレイ対応で、接続するだけですぐに使用できます。
さらに、USBポートから電源供給が可能なため、別途電源アダプターが不要なケースも多く、設置の手間を軽減できます。
一方、3.5mmオーディオジャックによる接続は、アナログ信号を使用するため、デジタル接続と比べるとノイズの影響を受けやすいことが特徴です。
ですが、オーディオジャックはほとんどのデバイスに標準搭載されているため、互換性の面では優れているといえるでしょう。
無線接続では、BluetoothとWi-Fiの2種類の接続方法があります。
Bluetooth接続は、10m程度の短距離通信に適しており、低消費電力設計により長時間の使用が可能です。
ペアリングも比較的簡単で、操作性に優れている点が特徴です。
ただし、音質面では圧縮による制約があるため、Bluetooth 5.0などの最新のBluetooth規格を採用した機器でないと、高音質での通信が難しい場合があります。
一方、Wi-Fi接続は数十mから数百mの広範囲での通信が可能で、高速なデータ転送が可能です。
音声だけでなく、映像データの送受信も円滑に行えるため、ビデオ会議システムとの親和性が高いといえます。
ただし、ネットワーク環境に依存するため、不安定な環境では音質や映像品質に影響が出る可能性があります。
また、同一ネットワーク上の他デバイスとの干渉や、セキュリティ面での配慮も必要です。
一体型マイクスピーカーはさまざまなビジネスシーンで重要な役割を果たします。
ここでは、社内のハイブリッド会議、遠隔地との商談、本支店間の経営会議など、具体的なシーンについて紹介します。
社内のハイブリッド会議では、対面とオンラインの参加者が混在する環境において、一体型マイクスピーカーの利点が際立ちます。
マイクとスピーカーが一体化した設計により、設置や接続の手間が大幅に削減され、会議の準備時間を短縮できます。
また、360度全方向からの集音が可能な全指向性のマイクでは、会議室のどの位置にいても参加者の声を明瞭に拾うことが可能です。
とくに、半径6mまでの集音範囲を持つ機種であれば、中規模以上の会議室でも十分なパフォーマンスを発揮できるでしょう。
遠隔地のお客様との商談においては、プロフェッショナルな印象を与えることが重要です。
一体型マイクスピーカーのクリアな音声品質は、顧客との信頼関係構築に大きく貢献します。
また、商談においてはノイズリダクション機能が有用です。
周囲の雑音を効果的に抑制することで、環境に左右されない安定したコミュニケーションが可能になります。
本支店間をつなぐ経営会議では、より広範な機能が求められます。
参加人数が多い場合は、集音範囲が広いものや複数台が連携できるものを使用しましょう。
また、USBやBluetoothなど、複数の接続方式に対応していることで、ケーブルの煩雑な取り回しが必要なくなります。
一体型マイクスピーカーの性能を最大限に引き出すためには、設置位置と角度について理解しておく必要があります。
まず、設置位置については、会議テーブルの中央に配置することが推奨されます。
これは、360度全方向からの音声を均等に集音するためです。
これにより、参加者全員の声を同じような音量でクリアに拾え、特定の参加者の声が聞こえにくいといった問題を防げます。
高さの調整も重要な要素です。
マイクスピーカーは参加者の口元に近い位置に設置することで、より明瞭な音声収集が可能になります。
テーブルの上に設置する場合は、周囲のもので音声が遮られないように工夫しましょう。
さらに、マイクの指向性によっては角度も見逃せないポイントです。
全指向性マイクの場合は水平に設置するだけで十分ですが、単一指向性マイクの場合は、発言者の方向に向けて角度を調整します。
こうすることで、より鮮明な音声を収集できます。
WEB会議において、マイクスピーカーの効果を最大化するためには、WEB会議システムとの適切な連携が欠かせません。
マイクスピーカーが、社内で使用するWEB会議ソリューションと互換性があるかを事前に確認します。
多くの一体型マイクスピーカーは、主要なソリューションに標準で対応しています。
それぞれのソリューションごとに推奨されたデバイスがありますので、検討段階で確認しましょう。
接続方法については、USBやBluetoothなど複数のオプションが用意されています。
とくにUSB接続は、プラグアンドプレイ機能により、接続するだけですぐに使用できる利便性があります。
さらに、WEB会議システム側での適切な音声設定も重要です。
システムの設定画面で、音声入力デバイスと出力デバイスを正しく選択し、音量レベルを適切に調整しましょう。
これにより、クリアな音声品質を確保します。
これらの設定を事前に確認しておくことで、会議中の音声トラブルを防げます。
一体型マイクスピーカーには、複数台が連携して使用できる機能が搭載されているデバイスもあります。
とくに、大規模な会議や広い会議室での利用では、こうした機能の有無を確認しましょう。
なかでもカスケード機能を搭載しているものでは、複数台のマイクスピーカーを連結することで、1台では集音範囲が不十分な大きな会議室でも、全参加者の声を均等に拾えるようになります。
オンライン会議における音響品質の確保は、コミュニケーションの効率性を左右します。
一体型マイクスピーカーの高度な音声処理機能と適切な環境整備を組み合わせることで、より快適な会議環境を実現しましょう。
まずはノイズリダクション機能です。
エアコンやキーボードタイピングなどの周囲の雑音を軽減する機能です。
これにより、音声がクリアになり、参加者は会議の内容により集中できます。
次にエコーキャンセリング機能です。
これは、スピーカーからの音声がマイクに回り込むことによって発生するエコーを防止するものです。
これにより、ハウリングを回避し、自然な会話の流れを維持できます。
さらに、会議室自体の音響環境を整えることも重要です。
会議室にカーペットやカーテンといった吸音性の高い素材を配置することで、音の反響を抑制し、音声を明瞭にできます。
4名程度の少人数の会議では、コンパクトで手軽に使えるマイクスピーカーがおすすめです。
とくに一体型マイクスピーカーは小型物が多く、会議室の小さいテーブルに置いても邪魔になりません。
集音範囲も1〜2m程度あれば十分でしょう。
8名程度の中規模会議では、会議室の広さや参加者の座る位置によっては、端末からの距離が遠くなってしまうことがあります。
そのため、集音範囲がある程度広いマイクスピーカーを選びましょう。
また、USBやBluetoothで接続できる一体型マイクスピーカーを選べば、ケーブルの取り回しがなく置き場所にも困りません。
10名を超えるような大人数の会議では、使用する会議室も広くなるでしょうから、それだけ残響が大きくなる可能性があります。
そのため、残響を抑えるエコーキャンセリング機能を搭載したマイクスピーカーがおすすめです。
また、集音すべき範囲が広すぎるため、1台では対応しきれない場合もあります。
そうした際には、あらかじめ複数台連携して使用できるマイクスピーカーを選びましょう。
MAXHUB「ワイヤレスマイクスピーカー」は、汎用性の高い一体型マイクスピーカーで、ZoomとMicrosoft Teams Roomsの認定デバイスに指定されています。
360度全方向への指向性に加え、最大半径6mの広範囲を集音可能。
会議室のすべての席から音声を拾います。
また、マイクとの距離や声の大きさに関係なく、声の音量を自動でコントロール。
発言時に本体に近づいたり、声を張り上げたりする必要はありません。
さらに、ノイズリダクション機能を搭載。
広い室内で発生するキーボード操作や椅子の移動する音など、不要な雑音を最小限に抑制し、話している声だけをクリアに伝えます。
接続方法は、専用ドングルとBluetoothによる無線接続に加え、USB Type-Cケーブルでの有線接続も可能。
最大2台をワイヤレスで連結することで、集音範囲も最大24mに拡大できます。
ハドルスペースから大会議室まで、これ1台で対応できる汎用性を兼ね備えたデバイスです。
MAXHUB「カスケードマイクスピーカー」は、大規模な会議や研修での活用を想定したマイクスピーカーで、複数台を有線で連結できます。
また、MAXHUB「All in One Meeting Board」(以下:ミーティングボード)の推奨オプションで、
ミーティングボードと有線接続することで、協調動作が可能。
ミーティングボードから離れている参加者や、障害物があって死角にいる参加者の声も集音可能。
20人以上が参加するセミナーや大会議室でも、クリアな音声コミュニケーションを実現できます。
また、8個のマイクを搭載しており、会議室のどの位置からでも均等に声を拾います。
これにより、発言者が本体に近づいたり、声を調整したりする必要がありません。
加えて、AIノイズキャンセル機能により、キーボードのタイピング音や空調音といった周囲の雑音を効果的に除去。
人の声だけを選択的に伝えることで、会議への集中力が高まります。
さらに、全二重通信に対応しているため、同時に話し、聞くことが可能で、自然な対話の流れを維持。
大人数での会議や大規模な会議室でも対応できる、優れたマイクスピーカーです。
MAXHUB「Sound bar SEⅡ」は、WEBカメラ、マイク、スピーカーが一体となったデバイスです。
Sound bar SEⅡは、高性能マイクを搭載。
マイクの指向性は前面180度で、ディスプレイの前や上に設置することで、前面にいる参加者の声を集音。
また、集音範囲は最大8mなうえ、ノイズリダクション・エコーキャンセル機能も搭載しており、10名程度までの中規模の会議室に最適です。
さらに、本体と参加者との距離に関係なく音量を最適化。
「聞こえにくい」ことによるWEB会議のストレスを軽減します。
ソニー製CMOSセンサー採用の高機能カメラには、オートフレーミング機能を搭載。
顔検出と音源定位機能により、プレゼンターをカメラが自動でフォーカス。
発言者が変わるたびに、カメラやマイクの位置を調整する必要がありません。
仕草や表情がはっきりと伝わり、円滑なコミュニケーションを図れます。
ミーティングボードは、WEB会議に必要なハードウェア・ソフトウェアをすべて搭載したインタラクティブホワイトボードです。
オートフレーミング機能を備えた広角カメラ、高性能のマイク・スピーカーが搭載されており、WEB会議に必要なデバイスがこれ1台にすべて収まっています。
外部機器への接続は一切不要なので、会議準備にかかる時間や工数を大幅に削減できます。
マイク・スピーカーの機能も充実。
マイクの集音範囲は最大15m(推奨範囲は8m)。
AI機能で周囲の雑音を取り払います。
また、集音角度はカスタマイズが可能。
さらに、AIが空間を認識して聞き取りやすい音声をスピーカーから出力します。
一体型マイクスピーカーは、コンパクトで設置が簡単なデバイスです。
1台に集約されることで、スペースや設定が少なく済みます。
また、会議や在宅勤務での音声コミュニケーションを円滑にするために非常に有効なデバイスです。
一体型マイクスピーカーを使用することで、参加者全員の声を明瞭に拾い、クリアな音声で会話ができるため、コミュニケーションの質の向上が期待できます。
一体型マイクスピーカーを選ぶ際は、会議の参加人数や実際の使用シーンを想定し、最適な性能や機能、接続方式を検討しましょう。
適切なマイクスピーカーを選ぶことで、オンラインでも円滑なコミュニケーションが実現でき、生産性の向上も期待できます。
一体型マイクスピーカーは、これからのビジネスシーンに欠かせないアイテムです。
ぜひ、一体型マイクスピーカーを導入して、会議DXを進めてみてはいかがでしょうか。