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2024年12月20日

ミラーリングとは。初心者でもわかるビジネス活用完全ガイド

スマートフォンやPCの画面を大きな画面に映し出す「ミラーリング」。
会議でのプレゼンテーションや資料の共有など、ビジネスでも幅広く活用できる便利な機能です。
しかし、初めて使う方にとってはわかりにくい機能といえます。
そこで、この記事ではミラーリングの基本概念から、ビジネスでの効果的な活用方法まで、わかりやすく解説します。
プロジェクターでの投影に頼っていた従来の方法から一歩進んで、より効率的でスマートな会議運営を実現しましょう。

ミラーリングとは

そもそもミラーリングとはなにか

ミラーリングとは、スマートフォンやPCの画面を、テレビなどの大画面ディスプレイに映し出す機能です。
ケーブルやWi-Fiなどでデバイスとディスプレイをつなぐことで、デバイスの画面を大きなディスプレイ上に表示できます。

ミラーリングは、プロジェクターでの表示と異なり、ディスプレイへ画面を投影します。
また、台形の歪み補正やフォーカスの調整といった、画面表示までのセッティングが少なく、画面投影のために会議室を暗くする必要もありません。

近年のデジタル化に伴い、ビジネスシーンでの活用が急速に広がっています。
とくに、ハイブリッドワークが普及するなかで、会議室での資料共有やリモートでのプレゼンテーションなど、コミュニケーションの機能としての重要性が高まっています。

ミラーリングに必要なデバイス・環境

ミラーリングを行うためには、送信側のデバイスと受信側のディスプレイ、そして両者を接続するための環境が必要です。
送信側のデバイスには、スマートフォン、タブレット、ノートPCなどが該当します。
受信側は、一般的にテレビなどの大きなディスプレイが使用されます。
接続環境は、無線接続の場合はWi-Fiが、有線接続の場合はケーブルが必要です。
また、AirPlayやMiracastなどの規格に対応している必要があるため、使用するデバイスの仕様も確認しましょう。

ミラーリングによる接続方法

ミラーリングには、「無線接続」と「有線接続」の2種類があります。

無線接続

無線接続は、Wi-Fiを使用してデバイスとディスプレイとを接続する方法です。

無線接続のメリット

無線接続のメリットは、デバイスとディスプレイが離れていても操作できる点です。
無線接続では、Wi-Fiを活用してデバイスとディスプレイとを接続するため、デバイスとディスプレイとの距離を考える必要がありません。
広い会議室でも位置を気にせずに利用できます。

また、送信側のデバイスを自由に持ち運べるため、プレゼンテーション中の移動も簡単です。
会議中の発表者の交代もスムーズで、複数の参加者が順番に画面投影する場合にも便利です。
操作も比較的シンプルで、多くの場合はスマートフォンやPCの設定画面から数タップで接続が完了します。
最新のデバイスでは、近接センサーを活用した接続にも対応しており、技術に不慣れな方でも直感的に操作できます。

無線接続のデメリット

無線接続はWi-Fiを使用するため、ネットワーク環境によって接続が不安定で画質に影響が出ることがあります。
また、同じネットワーク内に多くのデバイスが接続している場合、干渉による遅延が発生することもあるでしょう。

セキュリティ面でも注意が必要です。
無線通信は、他人に情報を傍受されるリスクがあるため、機密情報を扱う場合はとくに注意しましょう。
また、接続するデバイスのバッテリー消費が大きいため、長時間使用するときはあらかじめ充電しておくとよいでしょう。

有線接続

有線接続は、ケーブルを使用してデバイスとディスプレイを接続する方式です。

有線接続のメリット

有線接続の最大のメリットは、安定した画面投影が可能な点です。
信号の遅延が少なく、高解像度の画面でもスムーズに表示できるため、細かい図表や動画を使用するプレゼンテーションに適しています。

また、ケーブルで物理的に接続するため、セキュリティのリスクも低いです。
接続手順も簡単で、多くの場合はケーブルを接続するだけで自動的に認識。
電力消費も無線接続と比べて少なく、長時間の使用でも安定した性能を維持できます。

有線接続のデメリット

一方、有線接続はケーブル配線による物理的な制約が発生します。
そのため、デバイスの移動が制限され、複数の発表者がいる場合は、ケーブルの抜き差しが必要です。

また、デバイスによっては専用の変換アダプターが必要になることも多く、追加の準備や費用が発生することもあるでしょう。
さらに、ケーブルの取り回しによっては、会議室の美観を損ねたり、参加者の動線を妨げたりすることもあります。

ミラーリングが活用できるビジネスシーン

ミラーリングは、家庭での利用だけでなく、ビジネスでのさまざまなシーンでの活用も可能です。
では、ミラーリングはビジネスのどのようなシーンで活用できるのでしょうか。

社内会議やプレゼンでの活用

ミラーリングは、社内会議やプレゼンテーションの質の向上が期待できます。
複数の参加者に対して投影された同じ画面を共有することで、議論がより具体的かつ効率的になるでしょう。
資料による説明だけでなく、アプリケーションやWEBサイトのデモンストレーションも投影できます。
そのため、より説得力のあるプレゼンテーションが実施できるでしょう。
画面投影中でも手元でデバイスの操作ができるため、発表者は聴衆の反応を見ながら、スムーズに資料を切り替えることができます。

ハイブリッド会議での活用

ハイブリッド会議でも、ミラーリングはその効果を発揮します。
会議室の大画面にリモート参加者の映像を表示することで、より自然なコミュニケーションが可能です。
また、資料を画面に投影することで、会議室の参加者とリモート参加者で同じ情報を共有できます。
これにより、情報の齟齬を防ぎ円滑な議論につながるでしょう。

ビジネスでの活用で注意すべきポイント

ビジネスでミラーリングを活用する際は、セキュリティへの配慮が不可欠です。
とくに、機密情報を扱う場合は接続方式の選択や画面に表示される内容に、細心の注意を払う必要があります。

事前の接続テストや、参加者への操作方法の説明も重要です。
また、急にミラーリングができない場合を想定し、接続方式においても複数用意しておくことをお勧めします。
定期的なメンテナンスやソフトウェアのアップデートも、安定した運用の一助となるでしょう。

ミラーリングを簡単に実現するおすすめのMAXHUB製品

導入済みのディスプレイをミラーリング対応させる「Mirroring BoxⅡ」

MAXHUB「Mirroring BoxⅡ」は、会議室での画面投影をワンタッチで実現する画期的なソリューションです。
すでに導入しているディスプレイに、Mirroring BoxⅡを接続するだけで、簡単にミラーリング対応することができます。
付属のワイヤレスドングル(WT13)をPCに接続し、ボタンを押すだけという驚くほど簡単な操作で画面投影が可能。

ケーブルの差し替えや複雑な設定作業が不要で、会議の準備時間を大幅に短縮し、スマートで効率的なミーティング環境を実現します。
最大9台のデバイスを同時に表示できる機能を備え、PCやスマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからの画面共有に対応します。

画面同時投影数 最大9画面
PC(ワイヤレスドングル接続) 標準2個付属
PC(無線) MAXHUB Share / Miracast / chromecast
PC(有線接続) 不可
Android MAXHUB Share
iOS Airplay

 

PCからのミラーリングに便利な「ミラーリングディスプレイⅡ」

MAXHUB「ミラーリングディスプレイⅡ」は、会議室のワイヤレス化を実現する革新的なディスプレイソリューションです。
付属のワイヤレスドングルをPCに接続し、ボタンを押すだけという驚くほど簡単な操作で画面共有が可能。
標準で2個のワイヤレスドングルが付属し、発表者の切り替えもスムーズで、会議の進行を妨げることなく、生産性の高いミーティングを可能にします。

ネットワーク環境がなくても利用できるため、セキュリティ面でも安心です。
最大4画面の同時表示にも対応しており、資料の比較や関連付けなど、より効果的な情報共有を実現。
43型から98型までの豊富なサイズ展開で、4K高解像度の鮮明な映像表示と高音質スピーカーにより、プレゼンテーションの質を大きく向上させます。

画面同時投影数 最大4画面
PC(ワイヤレスドングル接続) 標準2個付属
PC(無線) 不可
PC(有線接続) HDMIケーブルで接続
Android 不可
iOS 不可

ミラーリングだけでなくすべての会議を円滑にする「All in One Meeting Board V7シリーズ」

MAXHUB「All in One Meeting Board」(以下:ミーティングボード)は、会議に必要なハードウェア・ソフトウェアをすべて搭載したインタラクティブホワイトボードです。
ハイブリッドワークはもちろん、あらゆる会議の最適化を実現します。

ミーティングボードは、各種ミラーリングに対応。
PCからの接続には、Miracastやchromecast、Airplayが、またAndroidからもMAXHUB Shareアプリにてミラーリングが可能。
さまざまなデバイスからスムーズに画面投影ができます。

さらに、ハイブリッド会議にはミーティングボードから入室可能。
外部デバイスへの接続は一切不要なので、会議準備にかかる時間や工数を大幅に削減できます。
また、ミーティングボードにはディスプレイだけでなく、オートフレーミング機能を備えた広角カメラ、高性能のマイク・スピーカーが搭載。
ハイブリッド会議やWEB会議に必要な機能がこれ1台にすべて収まっています。

さらに、ミーティングボードには、ホワイトボード機能を備えた高精細タッチパネルディスプレイを搭載。
反応速度や精度が向上し、従来品よりも追従性が良く、誤操作を軽減します。

加えて、赤外線遮断検出方式のタッチパネルでありながら、パームリジェクション機能を実装しており、手が画面に触れていても書き込むことが可能です。

画面同時投影数 最大9画面
PC(ワイヤレスドングル接続) 標準1個付属
PC(無線) MAXHUB Share / Miracast / chromecast
PC(有線接続) HDMIケーブル、USB type-Cケーブルで接続
Android MAXHUB Share
iOS Airplay

 

MAXHUB製品のミラーリング対応まとめ

商品 画面同時投影数 PC
(ワイヤレスドングル接続)
PC(無線) PC(有線接続) Android iOS
Mirroring BoxⅡ 最大9画面
標準2個付属

MAXHUB Share / Miracast /  chromecast

MAXHUB Share

Airplay
ミラーリングディスプレイⅡ 最大4画面
標準2個付属

HDMIケーブルで接続
All in One Meeting Board V7シリーズ 最大9画面
標準1個付属

MAXHUB Share / Miracast / chromecast

HDMIケーブル、USB type-Cケーブルで接続

MAXHUB Share

Airplay

まとめ

ミラーリング対応のツールは現代のビジネスシーンに欠かせません。
用途や環境に応じて適切な接続方式を選択し、セキュリティにも配慮しながら活用することで、業務効率の向上に貢献できるでしょう。
有線接続・無線接続の双方の特徴を把握して、ご自身のチームやスペースに合った接続方法を使用することが重要です。
より快適かつ有意義な会議にするためにも、ミラーリング対応のツールの導入も検討してみてはいかがでしょうか。