昨今の小中学校のICT教育環境を鑑みて、
園のICT化を進めたいと考えていたところ、
出前授業にて連携しているミクロ生物館の先生からも
電子黒板の要望があり、ミーティングボードの導入を
決めました。結果として効果的な授業づくりが
実現しました。
小中学校では、2019年から「GIGAスクール構想の実現」を目指し、今では1人1台端末環境が当たり前となりました。
教育現場のICT環境の整備に伴い、電子黒板をはじめとした大型提示装置を導入している小中学校がほとんどです。
そのような教育ICT環境に合わせて、小学校教育へ滑らかに繋がる教育をモットーとする当園も、
電子黒板の導入などICT化を進めたいと考えていました。
当園は、令和2年度からミクロ生物館と連携し、年3回出前授業を開催しています。
ICT化について考えていた時期に授業を開催した際、講師の先生に「資料を投影するための電子黒板はありますか?」と
聞かれたことをきっかけに電子黒板の導入を決めました。
そこで、普段より事務用品やICT機器導入の際にお世話になっている販売店に相談をし、
MAXHUB「All in One Meeting Board」(以下、ミーティングボードという)を紹介いただき、導入に至りました。
元々、ミクロ生物館による出前授業では、顕微鏡の映像や資料などを
子どもたちに見せる際、プロジェクターを使用していました。
しかし、プロジェクターに投影された映像はあまり鮮明ではなく、細かい部分が見えづらい状況でしたね。
時には上手く投影できず、映像が真っ暗になってしまったこともあり、準備や進行に手間を感じていました。
導入前の出前授業
導入後の出前授業
今回の出前授業で初めてミーティングボードを活用しましたが、
これまではできなかったような効果的な出前授業を開催できたと思います。
顕微鏡にカメラを装着し、カメラとミーティングボードをHDMIケーブルで接続することによって、
高画質なディスプレイに顕微鏡の映像を簡単に映すことができました。
ただ映すだけではなく、アノテーション機能を活用することで、
投影した顕微鏡の映像の上から文字や図を書き込むことができるのは、ミーティングボードならでは。
今回の出前授業では、顕微鏡の映像を子どもたちにスケッチしてもらったのですが、
「こんな風にスケッチしてね」と映像の上に描いて示せたので、子どもたちにとても分かりやすかったのではないでしょうか。
出前授業の最後には顕微鏡でミドリムシの観察を行ったのですが、
大画面で鮮明にミドリムシが動く様子を子どもたちに見せることができました。
迫力があり、子どもたちの興味を惹くことにも役立ったと感じています。
ミーティングボード上に映し出されたミドリムシの上に描き込み
ワイヤレスドングルにより映像から資料への切り替えもスムーズ
当園では0歳児から5歳児まで受け入れており、職員は多忙を極めます。
そういった状況でも、職員は市が開催する研修など、学ぶ機会を減らすわけにはいきません。
研修を受けている途中、子どもたちへの対応で離席しまっても後から見返せるように、
ミーティングボードの画面録画機能の活用など、今後取り組んでいきたいと考えています。
また、職員向けの活用だけではなく、子どもたちや保護者様に向けても活用を検討しています。
卒園式の前に、思い出の写真をスライドショーにして、ミーティングボードに投影したり、
発表会の様子をライブ中継のように、別会場からミーティングボードに無線で投影し、
より多くの保護者様が見られるようにしたりできるといいですね。
顕微鏡の映像をディスプレイに映せるだけでなく、
ダイレクトに書き込みができるのはすごくいいですね。
資料のスライドも指でページ送りができるのでリモコンもいらず、授業がしやすかったです。
これからはミーティングボードの様な電子黒板が標準化されていくかもしれないですね。
URL | 認定こども園 藤河幼稚園 |
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