導入事例

ミーティングボード

2024年01月19日

北本市公立保育所様
北本市立児童発達支援センター様

人手不足の保育現場で業務効率改善を目指す

MAXHUBを導入したことで
移動時間が短縮できただけでなく、旅費などの予算に囚われず
だれでもオンラインで研修に参加できるようになりました。

1 導入前の課題① 市役所側も保育所側も大変なオンライン研修

埼玉県北本市には保育所が4か所、児童発達支援センターが1か所あります。

そこに勤める保育士たちは、埼玉県や北本市、民間企業が主催の研修へ年に10回以上参加しています。
コロナ禍を経て、オンラインで開催される研修が多くなっていましたが、
保育所のネットワークが不安定であったため保育所からの参加が難しく、研修の日は北本市役所の会議室に移動していました。

しかし、それでも課題は山積み。というのも、移動が発生することで保育士の移動時間や、旅費・燃料費が嵩んでしまっていたからです。
研修中は保育士が不在になることで、保育所で何かあった際に早急に対応できないことも大きなデメリットでした。

また、市役所でオンライン研修に参加する場合は、都度市役所職員が会場の設営をしなければならず、
保育所にとっても市役所にとっても負担が大きかったのです。

2 導入前の課題② 50年近く変わっていなかった視聴覚教材

また、別の課題としては視聴覚教材の問題もありました。

市内の各保育所にあった唯一の視聴覚教材はスライド映写機。
その導入から50年近くが経ち、すでに壊れてしまって利用できない保育所が
多かったものの、それ以外の視聴覚教材がない状況でした。

10年前に新しい保育所ができた際には、そこにテレビが導入されましたが、
その他の保育所は、公民館から古いプロジェクターを借りていました。
しかし、そのプロジェクターは貸し出し対象ではなくなってしまい、
保育所では子どもたちに映像を投影して見せられない状況だったのです。

3 導入後の効果(保育所の場合) 研修参加の機会が平等に

そこで、北本市役所で導入実績があり、よい効果を生んだMAXHUBを
各保育所のネットワークを改善するタイミングに併せて導入することで、課題の解決を図りました。
(北本市役所様の導入事例記事はこちら

それにより各保育所からWEBで研修に参加できるようになったので、
移動時間が短縮できただけでなく、旅費・燃料費を削減することにも成功しました。
市役所で研修を受けていると、保育所で何かあった時対応できませんでしたが、
オンライン研修に切り替えてからは、その場ですぐに動くことができます。

また、これまでは予算の関係上、研修へ参加できる人が限られていましたが、
今は予算に囚われることなく、満遍なく参加できるようになり、本当に助かっています。

4 導入後の効果(市役所の場合) 市役所側の負担を軽減

市役所にMAXHUBを導入する前は、タブレットからディスプレイに
画面を投影してオンライン研修を行っていたのですが、
研修中、市役所のIT担当部署職員が対応できないタイミングで不具合が起きた場合は、
参加している保育士の方々に機器を操作いただくこともありました。
ただ、保育士の方々にとって普段使い慣れている機器ではないため、
操作方法が分からず、研修の開始時間を過ぎてもなかなか開催できないことも。

しかし、MAXHUBであれば誰でも単純に操作できるので、研修もスムーズに進行できます。
この操作性の高さは保育所での使用時も役立っており、ITが苦手な保育士でも簡単に操作できると好評です。

また、市役所でオンライン研修を行う際には、IT担当部署の職員が市役所の備品を用意し、
会場設営を行う必要がありました。
各保育所へのMAXHUB導入後は、こういった準備が不要になり、市役所職員側の負担を軽減できました。

5 今後の展望① 保育業界の業務効率化に

社会的にも保育業界は人手不足で、保育に追われてしまっていて、
業務の効率化にじっくりと取り組むことが難しい状況です。
しかし、少しずつMAXHUBを触ってみて、様々な機能を試しながら
改善に取り組んでみようか、と先生たちと話しています。

時代が進んでもなかなか労働環境が変わらない業界で、
保育士たちはICT機器に慣れていません。
これからたくさん触りながら慣れることで、もっと様々な業務で活用でき、
将来的には業務の効率化に繋がっていくと考えています。

6 今後の展望② 子どもたちや保護者のために

各保育所からWEB研修に参加することが一番の目的でしたが、
視聴覚教材としても今後は使っていきたいと考えています。

インターネット上の生き物の映像をMAXHUBで大きく表示するだけでも、
今までより本物に近い状態で見せることができ、子どもたちはワクワクするんじゃないかなと。

子どもたちの各家庭では、IT機器の普及によって綺麗な映像に触れる機会が
どんどん増えていると思うのですが、そういったコンテンツを保育所の中で
同年代の子どもたちと一緒に共有するような経験も大切ではないかと考えています。


その考えから、消防署の立ち合い避難訓練では、MAXHUBに映像を投影して、
教材をみんなで見てみるという試みを行いました。
やはりディスプレイ部分が大きいので、子どもたちの注目を集めやすいと感じましたね。


また、今後は保護者向けの懇談会や学習会でも活用していきたいです。
今の時代、保護者も文字だけの資料より、映像を見る方が分かりやすいと感じる方が多くなってきているようです。
MAXHUBの活用により、今より分かりやすい懇談会や学習会を実現できるのではないでしょうか。

  • 実際に避難訓練でMAXHUBをご活用いただいた様子