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2025年05月30日

【初心者向け】デジタルサイネージの仕組みは?種類・費用・活用例までわかりやすく解説

デジタルサイネージを聞いたことはあるけれど、「何ができて、どう使うのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、初心者向けにデジタルサイネージの仕組みや種類、導入にかかる費用、さらに活用例まで丁寧に解説します。
この記事を読めば、自分に合った導入方法や活用アイデアがきっと見つかりますよ。

デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、映像や画像をディスプレイやプロジェクターで表示する「電子看板」のことです。
駅や店舗、病院など身近な場所で使われており、紙のポスターのように貼り替える手間が不要です。
動画や画像を使って、リアルタイムに情報を発信できるのが特徴です。

デジタルサイネージの仕組みをわかりやすく解説【主に2種類】

デジタルサイネージの仕組みは、大きく2種類に分かれます。
「スタンドアロン型」と「ネットワーク配信型」です。
また、ネットワーク配信型はデータの入れ方によって、さらに2種類(オンプレミス型/クラウド型)に分類されます。

種類 データの入れ方 更新方法 コスト 向いている場所
スタンドアロン型 USBを直接挿す 現地で手作業 安い 個人店・小規模
オンプレミス型 自社サーバー 離れた場所から 高い 大企業・高セキュリティ
クラウド型 クラウドサービス どこからでもブラウザで 普通 チェーン店・複数店舗

スタンドアロン型

スタンドアロン型は、USBメモリやSDカードに保存した動画や画像をディスプレイに直接挿して再生するタイプです。
インターネットを使わないため、通信トラブルの心配がなく、セキュリティ面にも安心感があります。
操作が簡単で導入コストも低く抑えられるため、小規模店舗や更新頻度の少ない施設に向いています。
ただし、コンテンツの更新は現地で手作業が必要なため、複数台の運用や頻繁な更新には不向きです。

ネットワーク配信型|オンプレミス型・クラウド型

ネットワーク配信型は、インターネットや社内ネットワークを使って、離れた場所の複数ディスプレイに一括でコンテンツを配信・更新できる仕組みです。

・オンプレミス型は、自社にサーバーを設置して運用する方法で、セキュリティや細かい設定の自由度が高い一方、初期費用や管理コストがかかります
・クラウド型は、外部のクラウドサービスを使い、どこからでも配信できる柔軟な方式です。

専用ソフト不要で、ブラウザから簡単に操作でき、現在の主流となっています。
この方式なら、本部から全国の店舗へリアルタイムで情報を届けられるため、多店舗展開や頻繁な更新が求められる企業に最適です。
天気や時間に合わせた表示や、遠隔での機器監視も可能で、運用の効率化が図れます。

ネットワーク型デジタルサイネージとは?
ネットワーク型デジタルサイネージは、自社内に専用サーバーを設置して運用する方式です。
外部のネットワークに依存しないため、セキュリティ性が高く、システム設定も柔軟に行えます
業種や運用体制に合わせた細かな制御が可能です。
その一方で、サーバー設置や保守の手間、初期投資・運用コストが大きくなりやすいというデメリットもあります。
主に大規模な施設やセキュリティを重視する企業で採用されています。

クラウド型デジタルサイネージの特徴
クラウド型デジタルサイネージは、自社にサーバーを持たず、クラウドサービスを利用することで、
インターネット環境さえあればどこからでもコンテンツを管理・配信できるのが最大の魅力です。
専用ソフトや機器も不要で、ブラウザ上から簡単に操作可能
メンテナンスはクラウド側が行うため、導入後の運用負担も軽減されます。
複数拠点への一括配信にも対応しており、効率的な情報発信が可能です。
ただし、少数設置ではコストが割高になったり、通信環境やセキュリティ対策に注意が必要な場合もあります。
導入前には、設置環境と費用対効果のバランスを慎重に検討しましょう。

デジタルサイネージを利用するために必要なもの【クラウド型の場合】

クラウド型のデジタルサイネージを導入する場合、必要な機器やサービスは比較的シンプルです。以下の5つが主な構成要素です。

① ディスプレイ(画面)
液晶ディスプレイやLEDビジョン、プロジェクターなどを使います。
明るさや設置場所(屋内・屋外)、サイズに合わせて選ぶのがポイントです。
店内では液晶がよく使われ、明るい屋外ではLEDが適しています。

② STB(セットトップボックス)またはサイネージアプリ内蔵機器
STBとは、クラウドから届いたコンテンツを表示するための小型端末です。
ディスプレイにアプリが内蔵されている場合、STBは不要になることもあります。
複数画面で使用する際は、それぞれにSTBが必要なケースもあります。

③ インターネット回線
クラウド型はネット経由でコンテンツを配信・操作するため、安定した回線が欠かせません。
特に動画を多用する場合は、高速回線が望まれます。

④ CMS(コンテンツ管理システム)/クラウドサービス契約
ブラウザ上でコンテンツの作成・配信・スケジュール設定などを行う管理ツールです。
月額や年額で契約するのが一般的で、操作性のよいCMSを選ぶことが運用効率を左右します。

⑤ コンテンツ制作の環境(パソコンや編集ソフトなど)
自分で動画や画像を作る場合は、パソコンや編集ソフトが必要です。
多くのCMSにはテンプレートが用意されており、簡単な編集なら誰でも可能です。
自社での制作が難しい場合は、外注で対応することも可能です。

このように、クラウド型は機器構成がシンプルで、遠隔操作にも対応しており、初めてでも導入しやすいのが大きな特徴です。

デジタルサイネージのディスプレイサイズの選び方は?縦型と横型のそれぞれの特徴を理解しよう

デジタルサイネージのサイズ選びでは、設置場所や用途に合わせて、適切な画面サイズや比率を選ぶことが大切です。
一般的なディスプレイのサイズ比率は16:9で、映像コンテンツの表示にも適しています。
よく使われるサイズは以下の5つです。

・32型
・42型
・46型
・55型
・75型

屋外や人目を引きたい場所では50〜75型の大きめサイズが主流で、
店内など狭い場所には32型以下の小型が人気です。
選ぶ際は、画面を見る距離や表示する情報量、設置スペース、コンテンツの解像度にも注目しましょう。
街中での設置例を参考にするのも効果的です。

縦型サイネージを利用するメリット・デメリット

縦型は通行人の目線に合いやすく、ポスターのような自然な印象を与えられます。
駅のエレベーターホールや店舗の入口など、人が立ち止まる場所に適しており、ファッションや縦長のビジュアル表現に最適です。
狭いスペースでも設置しやすい一方で、横長の動画を使うと上下に余白ができやすく、レイアウト調整が必要になる点には注意しましょう。

横型サイネージを利用するメリット・デメリット

横型は人間の視野に合った横長の表示ができ、動画やWeb広告との相性が抜群です。
長い通路やカウンター上など、横に広がる空間に向いています。
複数の画面を並べてパノラマ表示も可能で、視覚的なインパクトが大きいのが特徴です。
多くのコンテンツが横向きで制作されているため、そのまま使える利便性もあります。
ただし、設置には横幅の確保が必要で、縦に細長いスペースや立て看板の代わりには不向きです。

デジタルサイネージの導入にはいくらかかる?費用相場を解説

デジタルサイネージを導入する際に気になるのが、初期費用と運用費用です。
使い方や設置場所によって大きく異なるため、目的に応じた予算設計が必要です。

導入コスト

クラウド型デジタルサイネージの初期費用は、主にディスプレイ・再生機器・設置工事にかかります。
屋内用ディスプレイは10~40万円、屋外用は防水性や高輝度仕様の有無により50~300万円程度が相場です。
再生機器については、USBメモリで再生するスタンドアロン型なら1,000~3,000円程度
ネットワーク型では専用のSTB(セットトップボックス)を使い、3~25万円ほどかかります。
設置工事費用は壁掛け・スタンド設置などの方法により変動します。
全体の導入コストはディスプレイのサイズや仕様、導入台数によって異なり、
小規模な構成なら20万円前後、大型の高機能モデルを複数台導入する場合は100万円を超えることもあります。

運用コスト

導入後は月々の費用も発生します。主な項目は以下のとおりです。

CMS利用料:月額数千円〜1万円程度が一般的です。サービス内容や管理台数によって異なります。
電気代:たとえば、50型のディスプレイを1日8時間×30日使用した場合、月あたり約1,000〜2,000円が目安です。
コンテンツ制作費:自社で作ればほぼ無料ですが、外部に依頼する場合は内容や品質により2〜50万円ほどの幅があります。

初期費用と運用コストを合わせて考えることで、無理のない導入計画が立てられます。

デジタルサイネージの活用メリット3選

デジタルサイネージには、紙の掲示物では実現できない便利な機能やメリットが多くあります。
ここでは、代表的な3つの活用メリットを紹介します。

メリット①:インバウンド対応できる

デジタルサイネージは1台で複数の言語を切り替えて表示できるため、外国人観光客への案内が簡単です。
紙の掲示物のように言語ごとに作り直す必要がありません。
タッチパネル型であれば、利用者自身が操作して言語や情報を選べるため、スタッフの対応負担も軽減できます。
非接触で案内できる点は、感染症対策にも有効です。

メリット②:緊急情報の迅速な伝達

災害や火災などの緊急時に、リアルタイムで画面に情報を表示できるのは大きな利点です。
クラウド型であれば、本部など遠隔地からでも内容を即座に変更可能です。
現場に人がいなくても対応できるため、被害を最小限に抑える手助けになります。
避難経路や運行情報、防犯の呼びかけなどを即時に発信でき、施設利用者の安心・安全につながる重要な機能です。

メリット③:リアルタイムでの情報更新・発信が可能

デジタルサイネージは、印刷物と違い、情報の即時更新が可能です。
イベント情報やセール、天気や交通状況など、状況に応じてその場で内容を変更できます。
特にクラウド型では、複数の画面を遠隔で一括操作できるため、全国の店舗や施設に同時に最新情報を届けられます。
印刷や張り替えの手間が不要なため、コスト削減や業務の効率化にもつながります。

ナイスモバイルが取り扱うデジタルサイネージもおすすめ

MAXHUBブランドのデジタルサイネージとは?
ナイスモバイルが正規輸入している「MAXHUB」のデジタルサイネージは、43型から98型までの豊富なラインナップと、
4K対応の美しい映像表示が特徴の高性能モデルです。
高輝度ディスプレイにより視認性が高く、どの角度からでも見やすい広視野角設計が特徴です。
サイズのバリエーションも豊富で、コンパクトなモデルから大型ディスプレイまで揃っており、店舗の空間や用途に合わせて最適な機種を選べます
ディスプレイは縦・横の両方向に対応しており、ファッションや飲食、案内表示など用途に応じた柔軟なレイアウトが可能です。

内蔵のAndroid OSにより、専用PCやソフトウェアなしでも、USBやWi-Fi経由で動画や画像を再生できます。
スマートフォンやPCからの画面投影にも対応しており、最大4台まで同時接続が可能です。(※オプション)
複数台を連結して大画面表示ができるマルチディスプレイ機能も搭載。
イベントや施設の案内板として、よりインパクトのある情報発信ができます。 オフィス受付や店舗、教育機関、工場内の掲示など、
さまざまなシーンで活用できる汎用性の高い製品
です。

推奨オプションはカテナス社「KI Sign」

「MAXHUB」のデジタルサイネージの運用をよりスムーズに行いたいなら、カテナス社の「KI Sign」がおすすめです。
専用の管理画面から複数拠点・多端末の一括管理ができ、スケジュール設定や緊急配信も簡単
ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、ITに詳しくない担当者でも安心して使えます
国産サービスとしての信頼性も高く、多くの企業や公共施設で導入実績があります。 初めてのサイネージ運用にも最適な選択肢です。
カテナス社「KI Sign」公式サイトはこちら

まとめ:デジタルサイネージの仕組みを知って、ビジネスに応用しよう

デジタルサイネージは、情報発信を効率化して視覚的に伝えられるツールです。
設置場所や用途に合わせて種類や機器を選べば、店舗や施設の価値を高めることができます。
初めて導入するなら、使いやすく高性能な「MAXHUB」の製品がおすすめです。
不明点などありましたら、お気軽にお問い合わせください