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2025年02月28日

プロジェクターとディスプレイどっちがビジネス向き?両者の違いや選び方を解説

会議やプレゼンテーション、教育現場など、さまざまな場面でプロジェクターやディスプレイが活用されています。
しかし、プロジェクターとディスプレイのどちらを選択するべきか悩む企業も多いでしょう。
選定ポイントがよくわからない、適切なデバイスを選べないという悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プロジェクターとディスプレイの特徴を比較しながら、具体的なビジネスシーンを想定し、
用途に合わせた最適なデバイス選びのポイントについて詳しく解説します。

ビジネスプロジェクターとは

ビジネスプロジェクターの概要

ビジネスプロジェクターは、パソコンやスマートフォンなどの映像ソースから信号を受け取り、スクリーンや壁面に投影する映像表示デバイスです。
家庭用のプロジェクターと比べて、より高い輝度や解像度を備え、ビジネスシーンで求められる視認性と信頼性を重視して設計されています。
主な用途は、会議やプレゼンテーション、セミナーなどです。
とくに、大画面での映像表示が必要な場面で活躍します。
最新のモデルでは、無線LAN接続やUSB接続に対応し、さまざまなデバイスとの互換性も向上しています。

プロジェクターのメリット

ビジネスプロジェクターのメリットは、比較的低コストで100型を超える大画面表示が可能な点です。
投影距離を調整することで、必要に応じて画面サイズを変更できる柔軟性も備えています。
また、小型・軽量なモデルも多く、異なる会議室での使用や出張先での活用など、場所を選ばず使用できることも大きなメリットです。
大画面表示が必要な場合、同サイズのディスプレイと比較して導入コストを抑えられます。

プロジェクターのデメリット

プロジェクターのデメリットは、大きく2つあります。

1つは設置する環境を選ぶという点です。
明るい環境では映像が見えにくくなるため、使用時は室内の照明を暗くするなどの調整が必要です。
また、プロジェクターを備え付けない場合、高さやピントなどをその都度調整する必要があり、準備に時間がかかってしまいます。
さらに、投影距離の確保が必要なため、部屋のレイアウトに制約が生じる場合もあります。

2つ目はメンテナンスが必要な点です。
ランプ交換や光学部品のクリーニングなど、継続的なメンテナンスが必要で、その度にコストも発生します。

業務用ディスプレイとは

ディスプレイの特徴

業務用ディスプレイは、液晶(LCD)やLEDなどの技術を用いた大型の表示装置です。
一般的な家庭用テレビと比べて、長時間の連続使用に耐える設計や、ビジネス向けの機能を搭載していることが特徴です。
最新の業務用ディスプレイには、タッチパネル機能やデジタルホワイトボード機能を搭載したインタラクティブなモデルも増えており、
会議の効率化や情報共有の円滑化に貢献します。

ディスプレイのメリット

業務用ディスプレイのメリットは、自発光型の表示方式を採用しているため、明るい環境でも鮮明な映像表示が可能な点です。
また、4K解像度に対応したモデルも多く、細かい文字や図表も鮮明に表示できます。
さらに、LEDバックライトの採用により長寿命化が進み、日常的なメンテナンスの必要性が少なくなっているのもメリットといえるでしょう。

ディスプレイのデメリット

業務用ディスプレイのデメリットは、プロジェクターと比べ導入コストが高くなる点です。
とくに大画面モデルは、導入コストが高くなる傾向があります。
また、物理的な制約から、90型以上の大画面モデルは製品ラインナップが限られており、コストも高額になります。
さらに、大型のディスプレイは重量があるため、一度設置すると移動が困難で、使用場所が固定化されやすいことも特徴です。

プロジェクターかディスプレイかを迷ったときの選び方

用途に合わせた最適なデバイス選びのコツ

設置環境を考える

設置環境は、デバイス選びにおいて最も重要な判断材料です。
自然光が多い環境では、ディスプレイの方が視認性に優れています。
これは、外光の影響を受けにくい自発光型の表示方式を採用しているためです。
一方、照明のコントロールが可能な環境であれば、プロジェクター、ディスプレイのどちらも選択肢として検討できます。

設置スペースについても考慮しましょう。
プロジェクターを使用する場合は、適切な投影距離を確保できるスペースが必要です。
壁面にしか余裕がない場合は、ディスプレイの設置が現実的な選択となるでしょう。
また、複数の会議室で使用する予定がある場合は、持ち運びやすいコンパクトなプロジェクターの導入が効率的です。

予算と機能のバランスを考える

100型以上の大画面表示が必要な場合、プロジェクターの方が経済的な選択となります。
一方、80型程度までの表示であれば、ディスプレイも現実的な選択肢となるでしょう。
ただし、導入コストを検討する際は、メンテナンスコストも含めたトータルコストを考慮することが重要です。

プロジェクターは、導入コストが安価な反面、光源のランプの使用可能時間が限られます。
光源寿命を超えて使用すると、ランプが破損する恐れがあるため、導入時には使用可能時間を確認するようにしましょう。

必要な機能についても十分な検討が求められます。
タッチ操作が必要な場合は、インタラクティブディスプレイが最適です。
無線接続については、プロジェクター、ディスプレイともに対応機種が増えています。
複数の映像ソースを同時に表示するマルチ画面表示が必要な場合は、高機能なディスプレイの導入が望ましいでしょう。

設置について確認する

設置方法によって必要な工事や対応も変わってきます。
天井設置の場合は専門業者による工事が必要となり、壁面設置の場合もデバイスの重量に応じた補強工事が必要となる可能性があります。
ディスプレイで移動を想定している場合、キャスター付きスタンドの活用が効率的です。

また、電源環境も確認しましょう。
常設での使用を想定する場合は、安定した電源供給が必要です。
可搬での使用が多い場合は、バッテリーを内蔵したプロジェクターも選択肢として考えられます。

プロジェクターが適しているシーン

導入費用予算が限られているとき

大画面表示が必要な場合、プロジェクターはコストメリットを発揮します。
とくに、100型以上の表示が必要な場合や、複数の会議室に頻繁に運び出して使用する場合には、プロジェクターの導入が効率的です。
また、短期的なイベントや展示会での使用など、持ち運びにも適しています。
予算配分としては、本体価格を抑え、高品質なスクリーンに投資したり、可搬性の高いモデルを選択して複数拠点で共有使用したりすることも考えられます。

運び出しが多く可搬性が求められるとき

出張や外部でのプレゼンテーションが多い場合、プロジェクターの機動性が発揮されます。
コンパクトで軽量なモデル、かつ必要に応じてバッテリー内蔵型のモデルを活用することで、場所を選ばず使用できます。
また、複数の会議室での使用を想定する場合も、台車やカートを活用した移動が容易です。
クイックセットアップやワイヤレス接続などの機能を搭載しているモデルでは、より柔軟な運用が可能です。

ディスプレイが適しているシーン

高画質・高精細な映像表示が求められるとき

製品デザインのレビューや建築図面の確認、医用画像の表示など、細部まで正確に確認する必要がある場面では、ディスプレイの高い表示性能が真価を発揮します。
とくに、4K解像度に対応した最新のディスプレイは、精密な図表やグラフの表示にも適しており、詳細な情報を損なうことなく共有できるでしょう。

また、デザインレビューやカラーマッチング、ブランディング関連の確認など、色再現性が重要な場面でもディスプレイが有用です。
自発光型の表示方式により、環境光の影響を受けにくく、安定した色表示が可能です。
これにより、関係者間での正確な色彩の共有や確認作業がスムーズに行えます。

オフィス内や会議室内など、使用する場所が限定されるとき

専用の会議室やショールーム、受付エリア、トレーニングルームなど、設置場所が限られる場合は、ディスプレイの導入が有効です。
一度設置すれば、日々の準備や調整の手間が少なく、すぐに使用を開始できます。
また、明るい環境でも視認性が確保できるため、照明環境を気にすることなく運用可能です。

常設の会議室やモニタリングルーム、コントロールルームなど、長時間の連続使用が想定される環境では、ディスプレイが優れた性能を発揮します。
LEDバックライトの採用により長寿命化が進み、メンテナンス頻度も少なくなっているため、安定した運用が見込めます。

ビジネスシーン別・プロジェクター・ディスプレイの使い分けポイント

会議やプレゼンテーション

大人数が参加する会議や、視覚的なインパクトが重要なプレゼンテーションでは、プロジェクターの大画面表示能力が効果的です。
投影サイズを調整できる柔軟性により、会場の規模や参加者数に応じた最適な表示サイズを選択できます。

一方、小規模な会議や、細かい資料の確認が必要な場面では、ディスプレイの高い視認性と解像度が役立ちます。
とくに明るい環境での会議では、自発光できるディスプレイの方が、視認性が高まるでしょう。

展示会やイベント

大規模なブースでの視覚的アピールや、動的なコンテンツ表示が必要な展示会では、プロジェクターによる大画面投影が効果的です。
また、プロジェクターは設置位置の自由度が高く、空間演出の可能性も広がります。

一方、明るい展示会場での製品紹介や、来場者にサービスを印象付けるインタラクティブな展示には、高輝度のディスプレイが適しています。
タッチパネル機能が搭載されたディスプレイなら、より魅力的な展示が可能です。

ハイブリッド会議

ハイブリッド会議では、スムーズなコミュニケーションや投影画面の可読性が求められます。
そのためディスプレイの使用が効果的です。

オフィスの同じ会議室からハイブリッド会議に参加すると、画面上にはリモート参加者の顔がたくさん表示されます。
そうした際にも、大画面で高精細なディスプレイでは、参加者一人ひとりの表情がよくわかり、スムーズな意思疎通に寄与します。

プロジェクターの置き換えにもおすすめなMAXHUB製品

PC画面投影やハイブリッド会議に最適なMAXHUB「ミラーリングディスプレイⅡ」

MAXHUB「ミラーリングディスプレイⅡ」は、PC画面の投影に最適なディスプレイです。

ミラーリングディスプレイⅡの特徴は、画面投影が簡単なこと。
付属のワイヤレスドングルをPCに接続し、ボタンを押すだけという驚くほど簡単な操作で画面投影が可能。
標準で2個のワイヤレスドングルが付属し、発表者の切り替えもスムーズで、会議の進行を妨げることなく、生産性の向上に寄与します。

ネットワーク環境がなくても利用できるため、セキュリティ面でも安心です。
最大4画面の同時表示にも対応しており、資料の比較や関連付けなど、より効果的な情報共有を実現。
43型から98型までの豊富なサイズ展開で、4K高解像度の鮮明な映像表示と高音質スピーカーにより、プレゼンテーションの質を大きく向上させます。

大画面かつ高精細な次世代LEDディスプレイ――MAXHUB「All in One LED Wall Plus/Ultra wide」

MAXHUB「All in One LED Wall Plus/Ultra wide」(以下:LEDディスプレイ)は、大画面の次世代型LEDディスプレイです。

高度な映像処理技術による鮮やかな映像表示と、振動抑制技術を搭載した2基の30Wスピーカーにより、圧倒的な没入感と高品質なサウンドを実現。
画素ピッチも選択可能で、設置環境や用途に応じた最適な視認性を実現します。

LEDディスプレイへの投影は、付属のワイヤレスドングルや専用アプリに接続するだけ。
業界初のUSB Type-Cポートを前面に搭載し、多様な端末との高速接続を実現するほか、最大4画面の同時投影が可能です。

また、磁気システムによるパネルの脱着や前面に配置された装置など、メンテナンス性に優れた設計を採用。
大規模なセミナーから日常的な会議まで、幅広いシーンで活用できる革新的なLEDディスプレイです。

これ1台で会議の快適性が向上する――MAXHUB「All in One Meeting Board」

MAXHUB「All in One Meeting Board」(以下:ミーティングボード)は、会議に必要なハードウェア・ソフトウェアをすべて搭載したインタラクティブホワイトボードです。
ハイブリッド会議はもちろん、あらゆる会議の最適化を実現します。

お手持ちのPCとミーティングボードとの接続は、付属のワイヤレスドングルをPCに挿してボタンを押すだけ。
いつものPCから、簡単に画面投影が可能です。
また、ディスプレイなので、高さやピントの調整、部屋を暗くするといった準備が不要。
スムーズに会議を始められます。

また、ミーティングボードには、ホワイトボード機能を備えた高精細タッチパネル機能を搭載。
反応速度や精度が向上し、従来品よりも追従性が良く、誤操作を軽減します。
加えて、赤外線遮断検出方式のタッチパネルでありながら、パームリジェクション機能を実装しており、手が画面に触れていても書き込むことが可能です。

ディスプレイサイズは、55~86型と多彩なラインナップを展開。
会議室の広さに合わせて最適なサイズを選択できます。

まとめ

プロジェクターとディスプレイは、それぞれの特性を活かして使い分けることが重要です。
プロジェクターは、比較的低コストで大画面表示が可能で、可搬性に優れているため、大規模な会議や移動を伴うプレゼンテーションに適しています。
一方、ディスプレイは明るい環境でも安定した視認性を確保でき、高画質・高精細な表示が可能なため、細かい資料の確認や常設の会議室での使用に向いています。

プロジェクターかディスプレイかの選択で迷うときは、設置環境や予算、必要な機能、運用方法などを総合的に検討することが大切です。
また、長期的な運用コストやメンテナンス性も考慮に入れ、実際の使用シーンに合わせて最適なデバイスを選ぶことで、さまざまなビジネスシーンでその真価を発揮してくれることでしょう。