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2025年04月22日
会議中に「メモを取るのに必死で話に集中できない」「議事録作成に時間がかかる」と悩んだことはありませんか?
コロナ禍でリモートワークが増え、社内会議や取引先との打ち合わせがオンライン化しました。
そこで課題となっているのが、議事録をどのようにして効率的にまとめるかです。
近年、WEB会議の録音・録画から、AIが自動で文字起こしや要約を行うツールが増えています。
ITに詳しくなくても、ボタン一つで使えるツールもあるため、誰でも簡単に始められるのが魅力です。
この記事では、WEB会議での文字起こしが簡単にできる理由とツール別の議事録作成方法について解説します。
この記事を読めば、議事録作成の時間を削減する方法をインプットできます。
WEB会議における議事録作成は手間のかかる作業から、手軽な自動処理に変わりました。
ここでは、その理由を3つに分けてご紹介します。
・画面録画でデータ化できるから
・WEB会議アプリに文字起こし機能が搭載されているから
・文字起こしの生成AIツールが便利だから
ひとつずつ見ていきましょう。
WEB会議アプリには、録画機能が標準で搭載されている場合がほとんどです。
録画機能を使えば、議事録作成がぐっと楽になります。
・ZoomなどのWEB会議アプリは録画ができる→聞き逃しの心配がない
・画面共有も録画で残る→メモを取る時間が大幅に削減
・不参加のメンバーとも録画データを共有可能→全員が同じ情報を確認可能
画面録画を使えば聞き逃しやメモ漏れの不安が減り、あとからゆっくり議事録作成することが可能です。
最近のWEB会議アプリには、参加者の発言をリアルタイムで文字起こしする機能が搭載されています。
Zoomなら「字幕表示」、Microsoft Teamsなら「トランスクリプション」にあたる機能です。
この機能を使うと、話した内容がすぐに画面に表示されるため、話の流れをその場で確認できます。
会議終了後に文字起こしデータを編集すれば、時間をかけずに正確な議事録が完成します。
多言語対応や話し方のクセ、専門用語にも対応する精度の高さも魅力です。
このような機能を積極的に活用して、議事録作成は格段に楽にしましょう。
会議の録音データや録画データを使って、AIが自動で文字起こしするツールが注目を集めています。
・Googleドキュメントの音声入力
・toruno
・Notta
これらのツールは、専門用語や話し手の違いも自動で識別してくれる高精度なものが多く、編集もスムーズなのが魅力です。
ファイルをアップロードするだけで文字起こしが完了します。
料金も無料〜月額1,000円前後と手頃であるため、コストをかけずに導入しやすいです。
長時間の会議や内容の濃いディスカッションも、AIが要点をまとめてくれるのでスムーズに処理できます。
生成AIを使えば、議事録の作成にかかっていた時間を一気に短縮できるのです。
WEB会議アプリの機能を活用することで、議事録作成の効率が上がります。
ここでは、特に利用者が多いZoom、Google Meet、Microsoft Teamsの3つのアプリについて、具体的な設定方法や活用手順を紹介します。
それぞれの特徴を押さえて、自社の環境や目的に合った方法を見つけてみてください。
「Zoom」には、音声をリアルタイムで文字に変換する『字幕機能』や、AIによる自動要約など、議事録作成に役立つ機能がそろっています。
Zoomの字幕機能をオンにすることで、発言内容がその場でテキスト化され、画面上に表示されます。
内容を目で確認しながら会議に参加できるため、聞き漏れの心配もありません。
字幕付きで録画をすれば、後から映像と文字をあわせて確認できるため、簡易的な議事録としても活用できます。
有料アカウントの場合は『AI Companion』という機能も利用可能です。
会議中に『要約を開始』ボタンを押すと、AIが会話の流れを分析し、重要なポイントを自動で抜き出して要約を作成してくれます。
会議を『クラウドに録画』する設定にしておくと、音声・映像データとあわせて文字起こしファイル(VTT形式)も保存されます。
このファイルを編集すれば、議事録としてすぐに活用できます。
AI Companionの利用手順
手順①:Zoomの設定画面で『自動字幕』『文字起こし』を有効にする
手順②:会議中に『字幕』ボタンで表示言語を設定
手順③:『クラウド録画』を有効にして録画
手順④:AI Companionで『要約を開始』
「Google Meet」はGoogleドキュメントやカレンダーと連携でき、議事録の自動化がしやすい点が特徴です。
会議中に「Geminiでメモを生成」を選べば、発言内容がリアルタイムで文字起こしされ、自動で要約付きメモが作成されます。
発言者ごとに整理されるため、あとから見やすい構成です。
ドキュメントでは「@」入力でテンプレート作成、カレンダーと連携すれば日時や参加者情報も自動入力されます。
録画した動画を「Google AI Studio」にアップロードすれば、Geminiが音声を分析して要点を抽出できます。
「Microsoft Teams」はMicrosoft 365と連携し、会議内容の記録・共有を一元管理できるのが特徴です。
『トランスクリプションの開始』を選べば、音声がリアルタイムで文字起こしされ、会議後にそのまま議事録として活用できます。
『Notes』機能を使えば、議題や決定事項、ToDoを参加者全員で同時に記録・編集できます。
新たに導入された『ファシリテーター エージェント(Facilitator Agent)』も、会議の効率化に役立ちます。
Teams会議やチャット内で機能する共有エージェントで、リアルタイムでのメモ取りや共同編集をサポートすることが可能です。
これにより、参加者全員が会議に集中し、積極的に参加できる環境が整います。
リアルタイムの文字起こしができなくても、会議を録画しておけば、後からでも議事録を作成できます。
ここでは、録画データを活用して文字起こしから議事録作成までを進める手順を5つのステップで紹介します。
メモを取る余裕がなかった方や、正確な議事録を作りたい方に最適です。
形式は「mp4」「mov」「wav」など、文字起こしツールに対応したものがおすすめです。
Google DriveやDropboxに保存しておけば、共有や管理もスムーズです。
ファイル名は「2025_04_会議名」など、日時と内容がわかる名前にすると探しやすくなります。
録画データの準備ができたら、文字起こしツールにアップロードします。
対応しているツールはたくさんあり、無料で利用できるサービスも多いです。
人気の文字起こしツールとしては、後ほど紹介するNottaやtoruno、Gladiaが挙げられます。
ツールが自動で文字起こしを行ったあとは、人の目で内容をチェックしましょう。
ツールによっては、誰が発言したかを自動で識別してくれるものもあります。
話し手ごとに整理しておくと、後から確認しやすくなります。
文字起こしを元に議事録をまとめます。
フォーマットはWordやGoogleドキュメントなど、社内で使われている形式に合わせましょう。
テンプレートを使えば、作成時間をぐっと減らせます。
完成した議事録は、関係者がいつでも確認できるよう、適切な場所に保存・共有しましょう。
議事録の内容は整理して保存するのがおすすめです。
あとから見返したときにすぐに内容を理解できるため、業務の引き継ぎや進捗確認にも役立ちます。
ここまでの手順で作業すれば、WEB会議の内容を簡単に議事録化できます。ぜひ実践してみてください。
会議後に議事録を手作業で作るのは、時間も手間もかかります。
そこで活躍するのが、AIによる自動文字起こしアプリです。
ここでは、初心者でも使いやすく、精度と信頼性の高いアプリを6つ厳選して紹介します。
・AI議事録取れる君
・Gladia
・スマート書記
・Notta
・toruno
・Gemini(Google AI Studio)
用途や予算に合ったツール選びの参考にしてください。
「AI議事録取れる君」は議事録作成に特化したAIツールで、ZoomやTeamsなど主要なWEB会議アプリと連携して利用できます。
会議中に録音を始めるだけでAIがリアルタイムで文字起こしを行い、要点を自動でまとめてくれます。
セキュリティ対策も万全で、個人・法人問わず安心して利用可能です。
「Gladia」は高精度な文字起こしを実現するクラウド型サービスです。
OpenAIのWhisperモデルを改良した独自エンジンを搭載しており、99言語に対応しています。
リアルタイム文字起こしにも対応しており、多言語環境での議事録作成に強みがあります。
データは24時間以内に自動削除され、GDPRにも準拠しているため、セキュリティ面も安心です。
「スマート書記」は、ChatGPTとの連携による要約機能を備えたAI議事録ツールです。
重要発言のリンク付きメモやToDo抽出など、会議内容の整理を自動化できます。
複数の会議を同時に録音・記録でき、セキュリティ体制も整っており、導入実績も豊富です。
「Notta」は、58言語に対応したリアルタイム文字起こしが可能な汎用性の高いアプリです。
スマホの録音や動画ファイルをアップロードするだけで、手軽に文字起こしができます。
企業向けには、セキュリティやアクセス管理の強化機能もあり、翻訳やキーワード登録なども充実しています。
「toruno」は会議中の音声だけでなく、画面キャプチャも同時に記録できるユニークなツールです。
誰が何を発言したのかを自動で識別できるため、重要なシーンの確認もスムーズです。
文字起こしには高精度なAmiVoiceを採用し、会議の振り返りにも最適です。
「Gemini」は、Googleが提供する最新のAI「Gemini 1.5 Pro」を搭載した多機能型のAIツールです。
録音や動画データをアップロードするだけで、要約と文字起こしが一括で完了します。
200万トークン対応の大容量処理が可能で、資料整理や議論の構造化など、幅広く活用できます。
MAXHUBブランドの「All in One Meeting Board」は、
WEB会議に必要なカメラ・マイク・スピーカー・Windows OS・タッチパネルディスプレイが1台にまとまった多機能端末です。
話している人を自動で画面に映し、AIが雑音を除去して音声をクリアに録音。
会議を録画・録音する機能を活用し、そのデータを文字起こしアプリに取り込めば、議事録作成もスムーズです。
さらにホワイトボード機能やワイヤレス画面投影、複数デバイスの同時投影にも対応しており、機材の切り替えや準備の手間を省けます。
会議の準備から記録、議事録作成までを一括でサポートし、日々の業務負担を大きく減らせるのが特徴です。
議事録は手作業から自動化の時代になりました。
録画や自動文字起こしを使えば、メモの手間が減り、会議に集中できます。
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsといった主要アプリには、それぞれ便利な文字起こし機能が搭載されています。
録画データを使った後処理や、AIによる要約・共有も活用すれば、情報の伝達ミスを防ぎながら業務効率を大きく改善できます。
業務を効率化したい方は、これらのツールをぜひ活用してみてください。